2025.06.04 専務ラボ

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2025年6月号 小さな腸に、大きな未来が|専務のつぶやき

こんにちは!

 

こねこのーと保育園では、毎月行っている全体会議の内容を、代表と専務それぞれの視点からお届けしています。

 

本日は「第二の脳」とも呼ばれ、幸せなホルモンを生み出す重要な器官である「腸」についてのお話です。

 

腸内には200種類以上・100兆個以上の腸内細菌が存在しており、これらが健やかに働くことで「幸せホルモン」セロトニンが分泌され、心の安定や前向きな気持ちにつながるとされています。

 

この腸内細菌は、1歳半ごろから作られ始め、3歳ごろまでに定着すると言われており、乳幼児期の環境や体験が、その子の腸の土台をつくるうえでとても重要です。

 

また、腸内細菌は食べ物からだけでなく、人や物、土・風などの自然を通して皮膚からも獲得しています。

 

このように菌は皮膚からも入るため、食事だけでなく、さまざまな体験が「食育」にもつながっていきます。

 

腸内環境が整うことで、免疫力の向上や病気・アレルギー予防、感情の安定、ストレス回復力の向上など、子どもたちの健やかな育ちに大きく関わってきます。

 

非認知能力と同様に、腸の発達においても「多様な体験」がカギとなります。

 

当園では、0歳から段階的にどんな体験や刺激にふれていくかを意識しながら、腸内細菌の多様性や腸の健康づくりも意識して取り組んでいけたらと思います。

 

これからも、日々の活動の中で「菌とふれあう体験」や「多様な食・自然との関わり」を取り入れながら、子どもたちの「こころ」と「からだ」の健やかな成長を支えていけたらと思います。