2026.01.08 専務ラボ

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2026年1月号:大人の成長・事実を見る力|専務ラボ

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このページでは、毎月スタッフ向けに発信している内容を 皆さまにもご紹介しています。

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こんにちは、野口です。

 

あらためまして、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今回は、「大人の成長」をテーマに話をしたいと思います。

実はこれ、意外とちゃんと考えたことがないテーマなんじゃないかな、と思っています。
「大人の成長とは何なのか」という研究は、
1980年頃になって、ようやく本格的に始まったぐらいで、
それまでは子どもの認知発達理論がベースでした。
 
そして「大人と子どもの違いって何なのか」ということも、
私たちはわかっているつもりでいるだけで、
実は学問としては、あまり研究されてきませんでした。
 
例えば、夕方になると、同じ人でも影がとても長くなります。
でも、人の身長が急に伸びたわけではありません。

でも、3歳くらいの子どもは、見た目が変わると中身も変わったと感じてしまう脳のつくりになっています。
実はこれ、大人も同じようなことをしてしまう場面があります。

風が止まると、急に暖かく感じることがあります。
でも、気温が上がったわけではありません。
 
体感温度の変化でしか無いにもかかわらず、
自分が感じていることをそのまま事実だと受け止めてしまうことで、
思い込みやズレが生まれてしまうことがあります。
これが「大人の成長」と言われている部分で、

自分の感覚だけで判断せず、

「実際、何が起きているのか」

「事実はどこなのか」

と、一度立ち止まって判断し、受け取り直すことがとても大切だと言われています。

 

保育の現場でも、

「この子はこういう子」

「この保護者はこういう人」

と、自分の見方だけで決めつけてしまうと、本当の姿を見失ってしまうことがあります。

 

だから、映像を見て事実を確認したり、実際に何が起きているのかを皆で見直したりする。

 

これは誰かを責めるためではなく、

犯人探しでもなく、

より良い関わりを見つけるための大切な行為です。

 

同じ出来事でも、

見る人や立場が変われば、受け取り方は大きく変わります。

 

だからこそ、自分一人の見方で決めつけず、

チームで共有し、考え、支え合うことがとても大切だと感じています。

 

完璧を目指す必要はありません。

 

少しずつ、自分は物事をどう見て、どう受け取っているのかを意識しながら、

子どもたちにとっても、私たち自身にとっても、

より良い保育を一緒につくっていけたらと思っています。