2025.04.01 専務ラボ

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2025年4月号:脳が育つ、3歳までの1000日間|専務ラボ

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このページでは、毎月スタッフ向けに発信している内容を、皆さまにもご紹介しています。

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こんにちは、専務の野口です。

 

新年度が始まりました。

 

今年度もよろしくお願いいたします。

 

本日は、改めて「保育園がなぜ大切なのか」について、脳に関する研究結果を交えてお話しさせていただきたいと思います。

 

人間の脳は、生まれたときには約1,000億個の脳細胞があるそうですが、最初はほとんどつながっていない状態です。

 

赤ちゃんは、音を聞く、ものを見る、触れる、味わう、においをかぐ、撫でられる、抱っこされる、歌を聴く、何かを教わる…

 

そんな日々の経験一つひとつによって、脳の中で新しいつながりがつくられていきます。

 

特に、3歳までの約1,000日間で、脳の85%が完成されると言われています。

 

そして使われなかった神経のつながりは、3歳以降に自然と削除されてしまうことが分かっています。

 

また、保育園に通っている子どもと通っていない子どもでは、語彙力に1.5倍ほどの差があるという研究もあります。

 

つまり、家庭と保育園が協力して子どもを育てることが、脳の発達にとっても非常に重要だということです。

 

 

この大切な時期に関わる私たちの仕事は、責任も大きいですが、だからこそやりがいもあります。

 

今年度も、仲間とともに、子どもたちの未来のために素敵な仕事をしていきたいと思いますが、

どれだけ準備を整えても、新年度のスタートを完璧に迎えるのは難しいものです。

 

慣れない環境に戸惑う子どもたち、職員それぞれの持ち場の変化、保護者との新たな関係づくり…など

この時期は、どの立場であっても“揺らぎ”を感じやすいタイミングでもあります。

 

だからこそ、

私たち大人が「今、できること」に目を向け、

「足りないもの」を嘆くのではなく、

「あるもの」を活かしてどう工夫するかが大切です。

 

 

子どもたちが安心して過ごせるように

保護者の方々が信頼して預けられるように

そして、職員同士が気持ちよく連携できるように

 

 

私たちが前向きな気持ちで仕事に向き合うことが、子どもたちにも自然と伝わります。

 

保育という仕事は、日々の積み重ねがすべて。

 

「うまくいかなかった日」も「手応えを感じた日」も、すべてが子どもたちの未来を支える大切な一歩です。

 

今年度も、こねこのーと保育園のチームで力を合わせて、子どもたちの育ちを丁寧に支えていきましょう!